2012年5月12日土曜日

アメリカ50州ー州都の旅 1<Maine州(Augusta)→NewHanpshire州(Concord)>


■いよいよ「アメリカ50州ー州都の旅」へ出発

 2000年6月25日(日)AM9:00メーン州の州都オーガスタの飛行場から愛機「Baron」で長い長い旅に飛び立ちました。広大なアメリカ全土をどのように飛んだらいいか、ずいぶん悩みましたが、最終的には次のような計画で飛行の旅をしてみようと考えました。まず、アメリカ東部の北端から出発して太平洋側を南下し、あとは南北をジグザグに移動しながら、アメリカ西部に向かい、49州目にアラスカに飛び、そこから最終の50州目にハワイに飛んで旅を終えるという計画です。どれだけ時間がかかるかは全く未定です。予定より2ヶ月遅れになってしまいましたが、この6月中には何としても飛び立ちたいと、意を決して本日� �6/25)メーン州の州都オーガスタの空港に飛行機を引き出しました。機体は距離によって変えざるを得ないと予想されるため、初回のきょうは飛び慣れた小型双発プロペラ機「Baron」で飛んでみることにしました。


何年ルーズベルト5の国立公園を追加しました

 この計画を思いついたのは、浅井信雄『アメリカ50州を読む地図』新潮文庫という本を読んで、「アメリカのことをほとんど知らないで40年以上も過ごしていたんだな…」と自分の無知に驚いたからです。この旅に備えて昭文社の世界地図「アメリカ合衆国」野村正七編著を購入して、飛行コースを何度も検討しました。出発する州がなかなか決まらずにイライラしていたときに、思い切ってアメリカの北東端にあるメーン州を試しに飛んでみたことが、今回の出発地点に決めた経過です。メーン州は森と湖沼の多い自然が豊富な州のようです。アメリカに一度も行ったことのない私に現地のようすはわかるはずもないので、上記の本と地図に付い� ��きた簡単な冊子を手がかりに雰囲気を伝えていきたいと思っています。


なぜコロンブスはイスパニョーラ島は彼の植民地を構築するために選んだのですか?

 オーガスタの飛行場を9:00に飛び立ち、左手に入り江の多い地形(その向こうの海は大西洋)を見ながら、南西方向へ飛行を続けました。高度はおよそ5000フィート、速度は140ktほどです。町らしいところはほとんど見えず、前方にも後方にもただ原野が大きく広がり、点々と湖沼が現れてくるだけです。飛行機にはGPSが自動的に表示されるように設定をしておいたので(panel.cfgを少しいじる)、飛行機の位置はリアルタイムでわかります。しかし、目指すニューハンプシャー州(メーン州のすぐ南隣の州)の州都Concord(コンコード)はなかなか近づいてはきません。自動操縦に切り替えて、しばらくトイレ休憩と コーヒータイムにしました。10分ほど休憩後パソコンの画面に向うと、GPSにPortsmouth(ポーツマス)の空港が表示され始めました。位置確認のためのレンジは30NMにとってあるので、かなりニューハンプシャー州に近づいているのがわかりました。州の境界線も表示されてきたので、Concordの方角へ機首を向けました。Concordには飛行場があることはわかりましたが、小さな空港のようで、ILSの表示もなく滑走路の方角はまったくわかりません。とにかく空港に近づいてようすを見ながら着陸を考えようとひたすらConcordを目指します。


ミッキーマウスの滝

 ようやくConcordが30NMの圏内に入ってきました。あとは空港のようすを少しでもはやく確認して着陸態勢の準備に入るだけです。空港が近づいて前方に少しずつそのようすが見え始めました。高度は2500フィートに落としてあります。滑走路は3本あり、互いに交差しています。その中に飛行機の向っている方角に伸びている滑走路が1本あります。しかし、長さは一番短いようです。でも、旋回して長い滑走路に向うのも面倒くさいので、この滑走路に着陸することに決めました。速度もかなりしぼって慎重に高度を落としていきます。滑走路が近づいてきて緊張も高まります。失敗すればもう一度オーガスタから飛びなおしですから。ジョイスティックを微妙に動かしながら機� ��を滑走路の真正面につけるようにしてゆきます。高度が次第に下がり、滑走路が大きくなります。機首を少しあげて、静かに着地しました。滑走路が短いため、すぐにブレーキをかけて強引に飛行機を止めました。「あーあ、しんどかったなー」と独り言。9:50無事ニューハンプシャー州州都Concordに到着です。今回の旅の中では比較的短い飛行距離である今日の飛行でさえ、約1時間もかかるのです。この先を考えると気が重くなります。「次回からはジェットを利用して飛ぶしかないなー、たしかにアメリカは広い」と実感しました。


 こうして、旅のようすを書いているだけで、日曜日の午前中を費やしてしまいました。こんな旅をしても、どうなるものでもないのに、始めてしまったからにはもう引き返すことは多分できそうにありません。わが身のこととはいえ、何とも情けない性格に呆れてしまいます。でも、やるしかないですね。自分で決めたことだから…。

■今回から@Niftyへジャンプ!

 今まで開店休業状態であったNiftyのホームページ(容量10MB)へ、この「アメリカ50州ー州都の旅」を載せることにしました。So-netのホームページでは5MBまでしか使えないため、プリントや写真の多いFlightsim関係の内容を載せるのはきつくなってきたためです。そこで、このページよりNiftyのホームペー ジへジャンプして見てもらうことにしました。この先どうなるか自信はありませんが、また読んで頂けると嬉しいです。今後ともよろしくお願いいたします。m(__)m

 2000/06/25 (日) 12:56:08 PM

■URLの変更に伴い、またSo-netへ戻りました。

 2002/07/13 (土) 9:01:27



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